ごあいさつ
開業の思いの根底には、私自身が医師としてのキャリアを中断し、しばらく外にも出られないような状態に苦しんでいた経験があります。
その経験を通して、心の不調がいかに人の人生や自己評価に影響を与えるかを身をもって知りました。
そこから精神科医療への関心が一層強まり、メンタルクリニックでの勤務を重ねる中で、さまざまな困りごとを抱える患者さまを支えることに、深いやりがいを感じるようになりました。
心理的なストレスには、環境的な要因だけでなく、それに対する受け止め方や認知のあり方が大きく関わっています。ご自身の状態や特性、これまでの経験をともに整理していくことで、少しずつストレスとの向き合い方が見えてくることもあります。
当クリニックでは、一人ひとりの背景や特性を大切にしながら、安心して自分のことを話せる場を提供したいと考えています。つらさを無理に否定するのではなく、その意味をともに考え、より生きやすい形を模索していく——その伴走者でありたいと思っています。
地域の皆さまにとって、困ったときにふと思い出していただける存在であり続けられるよう、誠実に診療を重ねてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
鵜沼メンタルクリニック院長 河村俊一